南昌山
山中に竜が棲みつき毒気を吐いて雨雲を起こすと古から伝えられている山でして、
南昌山が曇りだすと盛岡の地に雨が降ると言われています。
南昌山 |
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南昌山は、南昌山山塊の主峰でもあり、北側の箱ヶ森や赤林山に南側の東根山などの標高900メートル前後の峰々に挟まれていまして、 本格的な山歩きとなる紫波三山縦走路としての利用の他にも、五合目の肩からの往復1時間程の気軽なハイキングコースとしても利用されて います。 春の季節になると様々な山野草が咲き始める花の山ともなりますので、山野草を見に来た登山者で賑やかな山ともなっています。 |
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![]() −山頂からの眺望− |
![]() −白根葵− |
![]() −苔竜胆− |
![]() −紅葉苺− |
![]() −稚児百合− |
![]() −深山延齢草− |
![]() −衝羽根草− |
![]() −一人静− |
![]() −黄花碇草− |
幣懸ノ滝 |
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南昌山の登山口ともなっている幣懸ノ滝周辺は、入山者が安全を願って幣束を捧げた場所でもありまして、現在では、公園として整備されて います。 幣懸ノ滝のすぐ上流に南昌山大滝もありまして、以前は、幣懸ノ滝の脇に階段が架かっていまして徒歩で見に行く事ができたのですが、現在 では、残念ながら階段が撤去されてしまいましたので、岩場の急斜面の昇り降りが必要となっていますので注意してください。 更に奥にある南昌山神社を超えて沢伝いの林道を登って行くと北ノ沢大滝がありまして、童話作家の宮沢賢治がここで水晶を採取していた事 でも有名な場所となっています。 |
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![]() −幣懸ノ滝− |
![]() −南昌山大滝− |
![]() −北ノ沢大滝− |
大白沢滝 |
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南昌山の南方に位置する大白沢には、湧水で有名な秋津神社がありまして、更にその奥に大白沢滝があります。 以前は、幣懸ノ滝周辺の案内板に大白沢滝も紹介されていたのですが、今では、まったく案内板なども無くなってしまい、殆ど知名度の無い 滝になってしまいました。 この周辺には、珍しく花弁の先端まで完全に白くなった雪藪華鬘(通常は、花弁の先端の一部に緑色が残ります。)の群生地があったのです が、最近では、大雨による崖崩れや流木によって土壌が削られてしまい、まったく見る事ができなくなってしまったのが残念です。 |
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![]() −大白沢滝− |
![]() −大白沢滝− |
![]() −雪藪華鬘− |
向日葵畑 |
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南昌山の麓に位置する向日葵畑は、以前は、盛岡営林署の管理地として利用されていたのですが、利用されなくなった現在では、今後の利用 方法が決まるまでの間、暫定的に向日葵畑として公開されています。 約6万本の向日葵が植えられていまして、咲いた後には、自由に持ち帰ってもいいそうで、大勢の訪問者で賑わう観光名所ともなっています。 |
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![]() −向日葵畑− |
![]() −向日葵− |
![]() −紋白蝶− |
![]() −日本蜜蜂− |
![]() −斑髭椿象− |
![]() −蟷螂− |
撮影をした時期のフィルムや機材の違いによって、掲載写真の仕上がりに、
かなりの違いが出てくる事もありますので、統一感が無くお見苦しいかとも思われますが、ご了承ください。
この他にも、まだまだ紹介したい場所がたくさんあるのですが、
自分で満足のいく写真を撮ることができたら、順次紹介していきたいと思っています。