初心者を対象とした、とても簡単な風景写真の撮影講座です。

撮影機材とフィルムの説明の次には、レンズの画角についての説明をしたいと思います。

カメラのレンズには、そのシステムに合わせた焦点距離が書かれています。
焦点距離とは、レンズの距離リングを無限大に合わせた時のレンズ内の主点(中心点)から、ピントが合ったフィルム
面までの距離の事で、35ミリ判フィルムであれば、50ミリを標準として、焦点距離が50ミリより短いのを広角と言い、
逆に、焦点距離が50ミリより長いと望遠と言います。
50ミリで撮影された写真の遠近感が、人が目で見て感じる遠近感と同程度なので、標準とされています。

28ミリや35ミリの焦点距離のレンズは、広角レンズになりますし、85ミリや135ミリの焦点距離のレンズは、望遠
レンズになります。
広角レンズになれば、フィルムに写る画角が広くなり、遠近感を強調した作品が撮影できます。
望遠レンズになれば、フィルムに写る画角が狭くなり、圧縮効果を強調した作品が撮影できます。

焦点距離が28ミリから135ミリ程度のズームレンズを所有していれば、連続的に焦点距離が変えられるので、画角
の変化が簡単に実感できると思います。
下の6枚の写真は、同じ場所から焦点距離を変化させて撮影した物で、画角の変化が、どの様な変化になるのかを
視覚的に理解できると思います。
 


28ミリ

35ミリ

50ミリ


85ミリ


135ミリ


200ミリ

レンズには、17ミリや20ミリと言った超広角レンズや、400ミリや600ミリと言った超望遠レンズまで揃っています
が、一般的な風景写真を撮ろうと思った時には、28ミリ、50ミリ、135ミリの3本を用意しておけば良いと思います。
ズームレンズであれば、28ミリから135ミリ程度の物を1本用意しておけば良いですね。
花や昆虫などの接写もしたいのであれば、100ミリ程度のマクロレンズを1本追加で持って行ければ良いのですが、
ズームレンズの接写機能でも十分な場合もありますので、撮影目的をハッキリとさせてから選択したいものです。

この画角の変化が、写真での表現方法の始まりです。
被写体に対して、自分の表現を具体化する為に、どの画角で撮影するのが最適なのかを理解できれば、その表現
方法は、無限に広がる事と思います。

焦点距離の基準になっている数値は、35mm判のフィルムを使った場合の数値が一般的になっています。

35mm判よりも面積が小さいフィルムを使った場合は、焦点距離の表記も、小さな値に変化します。
逆に、35mm判よりも面積が大きいフィルムを使った場合は、焦点距離の表記は、大きな値に変化します。

例えば、35mm判で焦点距離50mmと同じ画角のレンズを選ぼうとすると、APS判(APS-H)では、40mm相当の
焦点距離になりますし、ブローニ判(6×4.5)では、80mm相当の焦点距離になります。

つまり、APS判のカメラで焦点距離が40mmの場合は、広角レンズで無く標準レンズにまりますし、ブローニ判(6×
4.5)の場合で焦点距離が80mmの場合は、望遠レンズで無くて標準レンズになります。
下記に、35mm換算表を作りましたので、参考にして下さい。
 
35mm判 2/3型CCD APS-C型CCD 6×4.5判 6×9判 4×5判
28mm 7mm相当 18mm相当 45mm相当 65mm相当 100mm相当
35mm 9mm相当 24mm相当 55mm相当 80mm相当 125mm相当
50mm 13mm相当 35mm相当 80mm相当 115mm相当 175mm相当
85mm 21mm相当 55mm相当 135mm相当 195mm相当 300mm相当
135mm 34mm相当 90mm相当 220mm相当 310mm相当 480mm相当
200mm 50mm相当 130mm相当 320mm相当 460mm相当 700mm相当

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